さて、アテネにて受付嬢エフィ(27)とTinder(ティンダー)デートをすることになった。Rozalia(ロザリア)というレストランに夕方7時に待ち合わせ。
待ち合わせ時間から、30分ほど遅れて彼女が到着した。乗っていたバスが、渋滞に巻き込まれてしまったとこのこと。待ち合わせ時間に遅れることは、海外ではよくあることだ。いちいち気にしていては、ハゲてしまう。
ギリシャ流(?)のあいさつだろうか。彼女はハグをして頬をくっつけてきた。いい香りがする。さっそくムラムラとしてきた。写真の通り、化粧をバッチリ、赤いルージュそして、胸元が見えるタイトなスーツ。
Tinder旅行記inアテネその2
「キミみたいな素敵な受付嬢がいたら、毎日キミの会社を訪問したいよ。」
と冗談めかして言うと、
「訪問してくる人なんて、ほとんどいないのよ。ホントに退屈なんだから。景気が悪いからノービジネスよ。」
とジェスチャーを交えて説明するエフィ。
「ノービジネス、ノープロブレム。キミに会いにいくことがオレのビジネスだからね。」
とさらにジョークをかますと、彼女は大笑いをした。女の子を笑わせたときのこの達成感はいつもたまらない。彼女の唇、胸元をチラチラと気にしながら、楽しい会話。彼女は家族の話や犬の話をしてくれた。「家族」というものはとても大切なのだと、彼女は2回3回と繰り返した。それにうなずく私。
美味い料理と楽しい話で盛り上がったところで、いい時間になったので、バーに行くことにした。ついたバーは南米系の音楽がガンガン流れる、口説くには不向きなバー。とは言っても、挑戦なくして結果は出ないのである。音楽のノリに任せて、「そういう方向」へと持っていく。
「エフィって彼氏いるの?」
「いないわ。1人の方が気楽だもの。ギリシャ人の男は嫌いだし。」
「何で嫌いなの?」
「努力もしないで、文句ばっかり言うのが嫌なのよ。いつも他人のせいにしてばかり!」
「そうなんだ。でも、オレがギリシャに住んでいたら、キミと付き合いたいよ。」
「でも、日本に帰るんでしょ?」
「分からない。でも、オレは今、こうしてキミといる時間がとても大切に思う。」
「・・・」
「Tomorrow never knows(明日のことは誰もわからない)からね!」
彼女はまんざらでも無い様子で、「次はいつアテネに来るのか?」「私のことなんてすぐ忘れるんでしょ?」「他の女の子にも同じこと言ってるんでしょ?」などと「他の女の子」によく言われることと同じことを聞いてきた。そういうときは、「すぐには来れないかもしれないけど、また来るよ。キミに会いに。」「(真剣な顔で)キミのことは、忘れられない。」「(できるだけ真剣な顔で)キミは特別だよ。」がテンプレートである。自分がどう思うかよりも相手が期待する答えをするのが正解。
バーを出るころには、お互い気持ちが盛り上がり、路上でキス。彼女は私のホテルに来ることになった。今回泊まったホテルはロータスホテル。値段もまあまあ、清潔な部屋で市街の中心地に立地しているため、アテネのTinderデートの際にはオススメする。
ロータスホテル:清潔な部屋と便利な立地
部屋に着くと、キス、キス、キス。止まらない。キスしながら彼女を脱がして、その体を堪能する。ギリシャの女の肉付きはたまらない。特にウエストからヒップにかけてのラインが非常に官能的なのだ。彼女のスイッチも全開だ。ギリシャ人に比べて全くと言っていいほど体毛がない私の肌の感触が気に入ったらしく、私が彼女にする以上に、彼女は私の体を愛撫してきた。美人の受付嬢としている、と想像しながらすると興奮がバイキルト。
結局アテネ滞在中に、数回のデートを繰り返しては、美人受付嬢との濃厚な夜を楽しんだ。
(完)